卒業式(3月1日)

 学校最大の行事は卒業式です。教職員も、生徒のみんなも、保護者の皆さんも卒業という目標に向けて3年間努力を重ねます。前日に降っていた雨も夜半過ぎにやみ、絶好の日和となりました。卒業生の前途を祝福するかのようです。
卒業式会場です。参列する保護者の方々は200名を越えました。開式を前に緊張感が高まります。
同じく緊張感が高まる入場前の卒業生です。
卒業証書の授与です。担任の先生の呼名に対して、一人一人が大きな返事をします。
卒業生154名を代表して、太田風雅さんが卒業証書を受け取ります。
校長式辞です。高校3年間がちょうど感染症との闘いにあたる卒業生に対して、校長先生は「別の視点」を持つことを述べられました。休校で誰もいない校庭でも桜はきれいに咲き、薬局でマスクを求める長い列ができても、鳥は元気に飛んでいる。コロナで右往左往したのは人間だけであり、花や鳥にとってはいつもと同じ春だったとお話になりました。
 来賓祝辞です。来賓の方々を代表してPTA会長の古内さまにご祝辞を頂戴しました。大きな夢を持つこと、その夢を決意に変えること、努力を続けてそれぞれの舞台で輝くことをお話になりました。
 はなのき賞授与です。「はなのき賞」とは成績・部活動・人格の点で秀でた生徒に与えられる賞です。今年は写真の小田涼太郎さんと神谷奈津さんが受賞されました。
 3か年皆勤賞の授与です。コロナ禍で皆勤を貫くのは並大抵のことではありませんでした。頑張った生徒の代表として、杉山正晃さんが賞状を受け取りました。
 送辞です。在校生代表として、仲川舞奈美さんが送辞を読み上げました。卒業生との思い出を振り返りながら、感謝の念を伝えます。同時に、最高学年としてこれから部活動と学校をリードしていく決意を述べました。非常に心のこもった送辞であり、練習を何回もしたことが伝わってきました。
 答辞です。読み上げるのは卒業生代表の山本琥太郎さんです。山本さんの答辞も力のこもったものでした。よくある答辞は教員にお礼を述べるパターンが多いですが、山本さんは教員だけではなく在校生・事務職員・用務員・養護教諭・保護者の皆さん・地域の方々にも感謝の念を伝えます。聞いていて、非常にうれしく感じました。最後に卒業生に力強くエールを送ってくれました。
 卒業の歌と校歌の斉唱です。来賓の方々からも褒めていただきましたが、歌のある卒業式は本当に久しぶりです。声が出るか心配でしたが、大きな声で非常によく歌うことができました。指揮の髙橋朔也さんと伴奏の山川遥菜さんのもと、「旅立ちの日に」と校歌を立派に歌いました。
最後は卒業生による感謝の言葉です。これは東浦高等学校卒業式の伝統です。